愛ひとつぶ愛ひとつぶ

STORY愛ひとつぶ 開発秘話

「愛ひとつぶ」の開発秘話を、
3名の方に聞いてみました。

猛暑に負けない、おいしいお米が生まれた。

開発者

開発者 中村 充さん愛知県農業総合試験場

愛知を代表するお米をつくりたい。
それはもちろんですが、それと同じくらい、コシヒカリ生産者を悩ませてきた猛暑に負けないお米をつくりたいという想いがありました。
とはいえ、コシヒカリへの戻し交配と、親の稲の高温耐性に関する遺伝解析を並行して進めたため、開発には多くの労力を必要としました。
高温が品質に与える影響を確認するため、育成当初は玄米を1個体ずつ目視で確認して選抜を行ったほどです。

また、どの品種にも負けない画期的な高温耐性を持つ品種を育成するため、外国稲を含む多くの遺伝資源から高温に強い品種・系統の探索を行うなど、苦労は続きました。

おいしいお米を届け続けるために、高温に強いことと良食味であることを追い求め、数えきれないほどの試作と実験を重ねて生まれた傑作です。

土壌づくりから始まった、愛ひとつぶ」づくり。

生産者

生産者 加藤彰夫さん農業組合法人 よさみ
「愛知123号」ブランド化 推進協議会

愛知県で一番美味しいお米を作りたい、と想って取り組んできました。
これまでを超える、全く新しい美味しいお米を作るためには、栽培以前に、水田の土壌、そこに合う肥料から考え直す必要がありました。

「愛ひとつぶ」は、他品種に比べて苗作りも難しく、収穫開始時期の判断も非常に難しいお米です。
収穫時期には常に稲の成熟度合いに目を配って、刈取り適期を逃さないよう注意しなければいけません。
苦労の末、生産者としても自信をもってお届けできる美味しいお米ができました。

「愛ひとつぶ」が、皆さんに愛されるお米に育ってほしいです。

生産者と一緒に愛ひとつぶ」を日本全国へ。

JA職員

JA職員 中嶋泰則さんJA職員

「愛ひとつぶ」は、愛知県産米のリーディング品種を誕生させるための、私たちの初めての取り組みとなりました。
開発の途中には数多くの困難があり、胴割れしやすいという課題に対しては早めの刈取りを試みるなど、苦労の連続でした。

出荷基準のタンパク含有率を達成するために施肥診断が重要となりますが、生産者それぞれと適正な施肥量を検討し、納得の上で取り組んでいただいたり、生産者一人に1圃場ずつ基準圃場を設置していただいています。

より良いお米にするために、栽培上の意見交換会も、各地域協議会(JA、生産者、県普及課で構成) を年3回実施しています。ともに開発に取り組んだJA関係者や生産者のためにも、ぜひ「特A米」を取得したいと思います。

私たちは「愛ひとつぶ」をきっかけに、愛知県の普及品種全体の評価向上を目指し、生産者の所得向上を図り、これから目指すのは「愛ひとつぶ」を全国の方に食べていただくことです。
生産者の皆さんが丹精こめて生産したこのお米を、まずはぜひ、愛知県民のみなさんに食べていただきたいです。